RSV milleを直す準備を始めた話

まえおき

このブログを始めた時点で、事故で入院して以降、部品供給が途絶え放置している愛車があります。

aprilia RSV mille です。

かれこれ15年以上昔のイタリアのSBK(スーパーバイク)ホモロゲーションマシンです。

当時のSBKを知らなければまず知らないくらい、知名度は低いバイクです。

逆に現役で当時のSBKを見ていなくても、DUCATI 996やVTR-1000SP1と同期、と言えばピンとくる方もいるかもしれません。

SBKと言っても今の時代、別段特別凄いバイクというわけでもないのです(顔は凄く独特です・・・)。

しかし、Vツインで、動きに癖が無く、荷物が載り、フレームが美しいというイタリア車と日本車の良い所を掛け合わせたようなバイクで、現行車にこれに代わるバイクが存在しないため、手放さずにヤフオクで部品の出待ちをしていたのでした。

僕個人は勝手に「Vツイン版の隼」と呼んでいます。

それくらい扱い易く、空力に優れ、意外な事に信頼性も高いバイクです。

(燃費の悪さには閉口してしまいますが・・・)

つまり、非常にツアラーとしての適性が高いバイクで、最近峠遊びを殆どしなくなった自分には良い旅バイクとして手元に置いておきたかったのです。

SBK?それはもう過去のお話ですし。

 

本日のつぶやき

4月の頭頃に事故で入院し、そのまま部品が出ないということで眠りっぱなしのこのミレを起こすことにしました。

一月以上も寝かせていたのは、単純に部品が無く、あるとしても法外な修理費がかかるから保留していただけ、というのが理由です。

純正インナーチューブ一本13万は流石に開いた口が塞がりませんでした。

それ以外にも、自動車に側突されたのでアッパーカウルが傾ぎ小首を傾げたような面構えになってしまい右のカウル全体が固定できていません。

灯火類はバキバキですし、ラジエターは押され、フロントフェンダーはフォークブラケットごと砕けました。

曲がっていて修正を試みたハンドルは見事真っ二つになり、しかも部品が出ないとのことで部品交換も保留・・・。

アマゾンで注文した社外レバーは中国の税関で引っかかり一月経ってもまだ届かないという有様。

しまいには嫁に「もういっそもう一台ヤフオクで買ったほうが早いんじゃない?」と言われる始末。

そう言ってもらえるのは理解があって嬉しい限りなんですが、置く場所というか引越す時にどーすんのよって話がね・・・?

 

それがここに来てようやくレバーが届き、ヤフオクでレーサーのミレが一台バラされたこともあり、部品確保ができました。

まず予備としての左右フォークセット。そして肝心の左右ハンドルセットとアッパーカウルステーを確保。

ついでにカーボンリアフェンダー(サスの泥汚れ対策)とバトルファクトリーのバックステップも入手。

昔はバトルファクトリーもミレのステップを出していたんですね。初めて知りました。

今でもあるベビーフェイスのステップはあまりに高価なので、こちらで妥協することにしました。 

 

結局、合計すると結構な金額にはなってしまいましたが、これで何とか元通りとは行かないまでも、走れる状態にはできる見込みが立ちました。

幸いなことにブレーキ周りは被害がないようで、フォークも恐らくねじれているだけなので組みなおすだけで直るでしょう。

ラジエターやカウルのチリは流石に直らないでしょうが、こればっかりは仕方ありません。

200km/hで走って空中分解されたら困りますが。

兎にも角にも、流石に長距離ツーリングを200DUKEとXRだけで過ごすのは無理があるので、胸を撫で下ろしているところです。

今後関西へ遠征することも増えてくるでしょうし、いつまでも嫁の200DUKEを借りてばかりもいられません。

XRなんてこれからMXタイヤ履くところですから、本当に助かりました。

さぁ、頑張って直すぞー!