欲しいものを考えた

まえおき

先日の猿が島でソロオフの危険性を身にしみて感じ、大慌てで仲間探しに奔走しています。イッヌです。

 だれかー!!

 

さて、今回は今の自分の装備や、車体の仕様についてです。

使い方の前提は、ややハード目 な林道アタックや猿が島の森側を考えています。

 

 

まず自分の装備について

自分の普段装備しているオフ装備を紹介します。

・・・普段と言っても、まだ2~3回目の練習ですが。オフジャージ?そんな装飾にかけていられるお金はありません。

 

・ヘルメット

 【SHOEIVFX-W

・ゴーグル

 【SWANS】MX-797II(当方メガネのためスポンジカット加工)

・オフグローブ

 【FOX】オフグローブ

・プロテクター

 【ウミネコ】プロテクションジャケット or【KTMパワーウェア】春・秋用ジャケット

・ニーガード

 【リアット】デュアルアクシス

・オフブーツ

 【FOX】COMP5オフロード

・パンツ

 【ワークマン】ストレッチカーゴパンツ

 

今更多くを語っても仕方が無いので、この中で特にオススメしたいのが以下の2点。

神ニーガードと呼ばれるデュアルアクシスと、鉄板オフブーツとされているFOX COMP5オフロード。

この二つは本当に良い買い物でした。

もう随所で溢れるほど書かれているので今更ではあるのですが、装着してみて、改めてこれらが絶賛される理由がわかりました。

単体でも非常に出来が良く、不満点が全く見つけられません。

当然、実績があることからわかるように、組み合わせたときの干渉などもなく、相性も完璧です。

絶賛し過ぎたので、長くなります。

 

まずニーガードですが、これ以上のニーガードはありません。以上。

・・・。

いや、ホントですって!確かにこれしか持ってないけど他のもちゃんと試着してますから!

何が良いのか。これも語り尽くされてますが、ズレない。フィット感が圧倒的です。

どれほどずれないのか。普通ニーガードというのは、ニーパッドほどでないにせよずれてきます。

歩いたり乗り降りしたり・・・運転中のスタンディングでも落ちてきます。膝の屈伸や車体の振動で。

しかし、これはズレません。全くと言ってよいほどに。

非常に広い範囲のカバーと、3箇所のベルトでガッシリと固定してくれ、殆ど動かないのです。

凄いのがワークマンの滑りにくい素材のパンツの上に装着してパンツを引っ張っても簡単にはズレないんですよ!

これ普通のガードだったらパンツごとズリリリ・・・って行きます。

それを嫌ってガチガチにベルトを締め上げ、今度は足が鬱血してしびれてきます。

デュアルアクシスはベルトのホールドが良く、そんなに締めなくてもズレません。

それだけ足の形に合っているわけです。

 

そして次に可動範囲。こちらも最上級です。

なんと膝曲げて蹲踞の姿勢が取れます。膝ついてエアチェックとか余裕です。

そしてここまで曲げてもズレません。

色んなニーガードを触って来ているライダーさんにしてみれば、ちょっと何言ってるかわかんないレベルです・・・。

 

まだあります。ベルトの固定はワンタッチです。

いいですか?ワンタッチです。ベルクロでベリベリやんなくていいんです。

ワンタッチでかつ、ベルトの長さはベルクロで自由に変えられます。

一般的なS/Mサイズで、自分のような50kgの超細身の足でも、ベルトの長さが長すぎてテンションが足りない、ということもありません。

Lサイズはきっとマーカスみたいな筋肉ダルマ人間だけだと思います。

長さを決めたらもう、ワンタッチです。

余りの出来のよさに、SSにもこれ履いて走ろうかと思っているくらいです。

 

次にCOMP5ですが、特に内装のクッションの質が良く、動き回っても靴擦れもせず長時間履いていられることが素晴らしいです。

日本人の足の形に実に合っています。

また、靴底も柔らかく歩き回っても疲れません。

柔らかいから防御力はどうなんだろう、とも思いましたが、上り坂で軽く投げ気味になって戻ってきたXRから逃げそこなった時、車体に足を持っていかれましたが何ともありませんでした。

少なくともジャンプでぶっ飛んだ、とかじゃなければまず問題ない防御力かと。

あと特筆すべき点として、脛部分のクッションが厚いので、上に書いたニーガードに圧迫されて脛が痛い、なんてこともありません。相性抜群です。

そして軽い。バックルを全解除すれば普通に長靴気分でドカドカ歩けます。

 

強いて言えば靴底の凹凸が激しく、ステップに引っかかりすぎるきらいがありますが、これのおかげでマディの中でも平然と歩けたので致し方ないところでしょう。

底がフラットなタイプもありますので、ここは使い分けでしょう。

この靴底のおかげで泥沼の中で立ち往生し、車体を押し引きするようなシチュエーションでは非常に有効で、ゲロアタックや自走ED志向の自分にとっては神のようなアイテムでした。

林道キャンプライダーからミドルクラスのハードエンデューロライダーまで、広くオススメしたい一品です。

 

ガエルネのG-REACTとかも良かったのですが、COMP5に比べると少し重いです。

内装も硬めで踝周りの当たりが強く、これで歩き回るのは靴擦れが少し怖いですし、底も固く靴下を選びます。

厚手の靴下との相性が良いでしょう。

また、前述のCOMP5ようなトレッキングシューズのような靴底でもないので、マディでの立ち往生は少し心配です。

ハード外装の防御力は魅力的ですので、どちらかというとMXなどののコースに向いているのかなと思いました。

 

 

 車体について

さて、こちらは車体についてです。

車両はXR250(MD30)後期。03モデルなので倒立化してすぐのモデルですね。

装着部品は、

・アマゾンで調達したノーブランドのアルミハンドガード

・プロスキル製スキッドプレート

・AIキャンセル

・RSVマフラー

・スタックベルト

・ネオプレーン製フォークブーツ

・タイヤは前後D605

以上です。

まだミラーも純正ですし、キャリアもついてません。スプロケットもノーマルです。

あ、方向音痴なのでスマホステーだけつけました。

 

そしてここで、早速不満が噴出しています。

まず、リアキャリア。

これがないとスタックしたり横倒しになった車体を引きずり倒すのに非常に苦労する。

後ろにバッグを載せたくてもそれもできない。

 

次に、トラミラー。

こかすたびに折れそうで心配です。というかミラーが折れるのはよいのですが、レバーホルダーごと持っていかれやしないかヒヤヒヤ。

 

そして何よりスプロケット。こればっかりはどうにもなりません。

今は純正のF:13T/R:39T。ロング過ぎです。

1速の粘りが足りなく、2速は速過ぎ、1.5速が欲しい状態です。

かといって、アタック御用達の12/48という仕様は公道で乗るには非現実に思えます。

あまりに短すぎる。さて、どうしたものか。

ベストは普段13/48でアタックの時は12/48化かなぁとか考えておりますが、チェーンも買いなおすとなると結構な出費になりそうです。

 

・タイヤ

本当は最初に書くべきはこれでしょう。今は3部山のD605。

オンロードでは快適ですが、過去の経験から自分の使い方では足りるわけがない。

現在は安くて実績のあるAC10か、クソグリップと名高いツーリストを考えています。

 

ビードストッパー

猿が島という本格的なオフ運用をする以上、これも欠かせません。

現状パンクが恐ろしくてエア圧は1.3barより落として走っていませんが、まだオフでは突っ張る感じがするのでタイヤ交換に合わせてつけようと思います。

 

・・・・・

 

なんというか、今すぐ全部揃えたいぐらいだけどそうすると絶対破産する、といった部品や装備が多すぎ、見事に沼に嵌っております。

あとこれ書いてて思ったんですが、オフは敷居が低いなんて言葉、あれには少々語弊があると感じました。

確かに「公式レースに参戦する」敷居はとても低いんです。

その辺で投売りされてるセローにMXタイヤを履かせ、オフ装備一式を揃えさえすれば、それだけで全国トップのライダー達と同じ土俵に立てます。

しかし、それはあくまでレースの話。

まず、オフを走り始めるまでの敷居は結構高いのです。

普通免許を取っていきなりオフメットは買いませんし、オフブーツだって買いません。

(最初からオフ志向の人とか別ですが、あまり聞いたことはありません)

しかもオンと違い、軽い林道程度の使い方でもオフブーツとニーガードだけは絶対と言われるほどです。

結構な額の買いなおし+αが発生するわけです。

 

オフは確かに素晴らしいジャンルです。低い速度で安全に限界を学べますし、「走破」という喜びは他では味わえません。

レースもオンほどお金はかかりませんし、車体もタイヤも安いです。

トータルの費用面でも敷居はとても低いです。

しかし、装備をそろえなければならない最初の敷居は実は結構高いほうだと思うのです。

そして装備をケチって取り返しのつかない怪我をする方も少なからずいます。

「山をナメるな」です。

知らない人は大怪我をしますし、知っている人は尻込みしてオフに来ません。

オフ業界は、裾野を広げる活動に併せて、そういった部分の啓蒙活動ならびに、精神的敷居を下げる活動をもっと行っていかないといけないのかな、と素人目ながら思いました。