お店に行ったらレーサーとコースを勧められた話
まえおき
なんだかむず痒いので文体を自然体に変えていきたいなと思っているイッヌです。
おはようございます。
本日のつぶやき
僕の住んでいるところは神奈川県でもかなーーーり西の方でして、全国的に有名な険道の麓に程近いのですが、その近くにひっそりとオフロードをやってらっしゃるお店があるのです。
(現時点ではブログ掲載許可を戴きに行っていないので、詳細は割愛します)
昨日はそこに遊びに行きました。
実際の所何をするわけでもなく、ただ21時と比較的遅い時間まで営業されている上に、WEX参戦などをされているお店なのでどんなところかな、と偵察に。
色々事情などを話し、今の自分の足がつかなくてXRに苦労している話なども相談に乗っていただいたりもしたのですが、そうこうしているうちにあれよあれよと話が進んでいってしまいます。
「もうさ、猿とかじゃなくてちゃんとコース走ろうよ。そっちのが上手くなるよ」
え?え?コースですか!?
「敷居高いと感じるなら一緒に行くかい?たまになら日曜休みに合わせるよ」
いえいえいえバイク屋さんにそこまでしてもらうのは!
「たまにならダイジョーブダイジョーブ。それに峠組だったらわかると思うけど、猿とか林道とか我流で走るのは限界あるよ」
いやはや全くでございます・・・。
「それに今のところ林道ゲロアタック専門じゃないんでしょ?ならXRで足着かないの関係ないよ」
そういうものなんですか・・・(日野EDのあれは一体・・・)
「結局余程の悪コンディションで延々とイゴイゴするのは技量か車体かタイヤが欠けてるわけだから、ローシートとか無理してまでその対策をする必要はないんだ。まずはフラットなコースで基礎を学ばなきゃ」
次々と押し寄せる疑問符や戸惑いを他所に、話はどんどん進んで行きます。
しまいには僕の考え方は比較的コース向きだということを見抜かれ、無駄に思いトレール車で燻っている時期はすぐに終わるよ、と煽られる始末。
「本当はレーサーに乗るのが一番いいんだけどね、折角XR買っちゃったんだし、当分は林道も走るでしょ?ならとりあえず自走でもいいよ。タイヤが勿体無いけど」
公道向けって言うわりにD605もびっくりするほど減っていきましたね・・・。
「ええ・・・どんな乗り方してるの君・・・とりあえず公道向きのタイヤは後で教えるけど、できればコースは格安レンタカーを二人くらいで割り勘するといいよ」
なるほど、仲間が居ると楽なんですねやっぱり。
「遅かれ早かれどこかで骨は折るからさ、一人で行くと帰ってこれないのが一番怖いんだよね」
(((((;°ω°))))ええええ生々しい・・・
「長野のGAIAとか面白いよね。一番近いなら勝沼があるからまずはそこ行くといいよ」
・・・・・
そんな会話を一時間以上も続け(大変なお時間頂いてしまい申し訳ありませんでした!)、
・とりあえずもうしばらくXRに乗ってよう
・まずはタイヤを履き替えよう
・雨続きの今週が終わったら様子を見てコースに行こう
・一緒に軽トラ借りて遊びに行ってくれる友人を探そう
ということになりました。
「僕もオフを始めたのは30過ぎてからで、かれこれ4,5年WEX参戦して上位入賞も狙えるようになってきたので、今の君でも遅くないよ」
と励ましのお言葉をもらい、しかもお古のタイヤまで譲っていただく始末・・・!
恐縮で頭が上がりません。
冷静に考えてみるとトランポを勧められるのは最もな話で、
新品のオフタイヤを入れる→舗装路20kmも走れば美味しいところがなくなる→事実上公道は走れない→トランポ運用が前提になる→トランポ必須ならもうレーサーで良くね?
という構図になってしまうわけですね。
そしてレーサーなんてXRの比じゃない程軽い。
YZ125なんて馬力ほぼ一緒でこれより40kgも軽いわけですから・・・。
この軽さなら転倒もイゴイゴもそんなに嫌にならない=続けやすいということになります。
確かにこれならオフはトランポ勢ばかりになってしまうのも道理です。
MXタイヤに神経使って舗装路自走するくらいなら4000円出してトランポしたほうが精神衛生上もよろしいですしね。
そして一番心配に思っていたレーサーの維持についてですが、言うほど国産2stレーサーはデリケートでもなく、毎回エンジンをOHしなきゃいけないとかいうのは都市伝説だとか。
ピストンリングも2本あるそうですし。
店長さんのYZ250もかれこれ3年目でまだエンジン開けずに調子を保っているという話も聞き、少し安心。
デリケートなのは4st勢、特にKTM辺りらしいですね。
それなら全然維持も考えられます。
ただし、混合ガスの比率には注意すること、走行後しばらく走らないならちゃんとガスは抜いておくことは守ったほうがいいとのこと。
なるほど、公道の2stマシンではあまり考えた事がなかったです。
結局その日は、レーサー的にはおいしい所が終わった(素人目にはほぼ新品に見える・・・)VEをゲットしてホクホク顔でミシュランマンして帰ってきました。
しかし一晩立ってみて、ベランダに置いたVEがこの後の勝沼や猿までの自走ですぐ角が無くなるのかと思い始めると、嫌でも今後のオフの楽しみ方を再考せざるを得なくなっています。
なまじオンの本格的なサーキット参戦よりも単価が安くとっつき易いだけに、あっという間に引き返せない沼に嵌ってしまうオフの恐ろしさの片鱗を味わったイッヌです。